【あんしん生命長生き支援終身】介護保障付の終身保険

も く じ


「長生き支援終身」は「長割り終身」の改良版

東京海上日動あんしん生命には、「長割り終身」という人気の終身保険があります。
終身保険なので死亡・高度障害になれば保険金が支払われるのですが、高齢になって解約した場合でも返戻率が高いので貯蓄商品としても人気です。
ただ、高齢時の解約返戻金を高くする一方で、契約して間もない頃は返戻金を低額に設定しています。
保険会社は短期間で解約する顧客を減らしたがりますので、あえてこのような設計にしているのかもしれません。

長割り終身では、死亡・高度障害のみの保障です。
若いうちに事故などで介護状態になった場合にはどうなるのでしょう?
当然、保険金は支払われません。
また要介護状態になれば保険料の払込は通常、継続できませんよね。
でも保険料の払込がなければ、保険会社は契約を失効させてしまいます。
失効時の返戻金は—— 解約時と同様、若いうちは非常に小さなものです。
これでは保険に入っていた意味がありませんね。
このような不都合を解消すべく開発されたのが、この「長生き支援終身」です。


「長生き支援終身」のメリット・デメリット

「長生き支援終身」は、死亡・高度障害とは別に、所定の要介護状態になった場合にも死亡保険金と同額が一時金で支払われます。
(介護保険金が支払われると契約は終了し、それ以降の死亡保障等はなくなります)
若いときの、そして長生きした場合の、介護のリスクにも備えられる給付内容ですね。

一方、デメリットは「長割り終身」とくらべ、解約返戻率が低くなることです。
長生き支援終身では、死亡・高度障害に加え、介護給付が保障内容に加えられているので、貯蓄にまわる保険料がさらに少なくなるのです。
貯蓄性を重視するのであれば「長割り終身」に、万一の要介護に備えるのであれば「長生き支援終身」ということになりますね。
なお、貯蓄商品全般に共通することですが、年齢が進んでから加入して払込期間が短くなると、保険料払込が終了しても、その直後に解約すると返戻率が100%を割り込むケースがあります。高い解約返戻率を期待して加入するのであれば、若いうちに加入するのがいいでしょう。

■60歳払込満了の加入年齢別返戻率

月払保険料 60歳時点
累計払込保険料 解約返戻金額 解約返戻率
30歳 12,955円 4,663,800円 4,659,000円 99.9%
35歳 16,060円 4,818,000円 4,659,000円 96.6%
40歳 20,785円 4,988,400円 4,659,000円 93.4%
45歳 28,685円 5,163,300円 4,659,000円 90.2%

(契約条件)男性、保険期間:終身、保険料払込期間:60歳満了
保険金額500万円、健康祝金あり(70・75歳時は各25万円、80歳時は100万円)、3大疾病保険料払込免除特則付


祝い金、つけるべき?

現在の「長生き支援終身」には、健康で長生きした場合のお祝いとして、途中で保険金を受け取らずに70歳を迎えた場合に「健康祝金」を支払うパターンがあります。
健康祝金の受け取りパターンは2つ。

①70歳(5%)・75歳(5%)・80歳(20%)を迎えた場合に健康祝金をもらえるタイプ
②80歳(5%)・85歳(5%)・90歳(20%)を迎えた場合に健康祝金をもらえるタイプ
(「5%」とあるのは死亡・高度障害保険金額の5%を祝金で受け取るという意味)

「祝金なし」とするか、上記①または②とするか、加入時に選びます。
ちなみに、①の受取パターンであれば、「祝金なし」を選んだときにくらべ、月々1,935円を保険料に上乗せして(この試算例では60歳まで)支払います。
60歳までの30年間の追加保険料合計額は、696,600円。

一方、70〜80歳までに受け取れる祝金合計額は150万円(=25万+25万+100万)です。
70歳以降80歳まで長生きすることが条件ですが、80歳まで生きて祝金を3回受け取れば、約70万円の負担で150万円が受け取れるということ。
②の受取パターンでは(80〜90歳まで長生きすることが条件ですが)約53万円の負担で150万円が受け取れます。
ちなみにどの加入パターンを選択しても、60歳時の解約返戻率はほぼ100%(=払込保険料合計額と受取金額がほぼ同額)で大差ありません。

■健康祝金「あり・なし」と60歳解約時の返戻金

月払保険料 60歳時点
累計払込保険料 解約返戻金額 解約返戻率
祝金なし 11,020円 3,967,200円 3,954,000円 99.6%
祝金あり
70歳~受取
12,955円 4,663,800円 4,659,000円 99.9%
祝金あり
80歳~受取
11,475円 4,131,000円 4,143,500円 100.2%

(契約条件)30歳男性、保険期間:終身、保険料払込期間:60歳満了
保険金額500万円、3大疾病保険料払込免除特則付

東京海上あんしん生命の公式HPには60歳時点での解約返戻金と返戻率が載せてありますが、60歳以外で解約したときの返戻率が知りたくてコールセンターに電話して確認してみました。
対応してくれたのは割と早口な女性でした。
質問にはきちんと答えてくれましたが、なんだか忙しそうに対応されました…。
問合せに答えるのみで、保険の加入を勧めるような誘導はほぼなかったです。

上記の①の受取パターン(70歳時、75歳時は各25万円、80歳時は100万円の祝金受取)での返戻率は次の通り。

■健康祝金あり」での年齢別解約返戻率

月払保険料 累計払込保険料 解約返戻金額 解約返戻率
50歳で解約 12,955円 3,109,200円 2,141,500円 68.8%
60歳で解約 12,955円 4,663,800円 4,659,000円 99.9%
70歳で解約 12,955円 4,663,800円 5,294,000円
(祝金受取前)
113.5%
5,112,000円
(祝金受取後)
109.6%※

※70歳で健康祝金を25万円受け取っていますから、それを受取金に含めれば、「114.9%」となります。

同じ東京海上あんしん生命の「長割り終身」であれば、60歳での解約返礼戻率が、
約111%ですので、やはり返戻率優先で選ぶならこちらですね!

月払保険料 累計払込保険料 解約返戻金額 解約返戻率
60歳で解約 9,845円 3,544,200円 3,960,000円 111.7%

男性30歳、保険期間:終身、保険料払込期間:60歳満了
保険金額500万円 (健康祝金・3大疾病保険料払込免除特則なし)

なお、「長生き支援終身」には通販プランがあり、こちらなら代理店等を介さずに加入手続が完了できます。健康祝金付プランはありませんが、その他保険金支払時の対応などは通常どおりです。

「要介護2」認定で保険金が受け取れる、というけれど・・・

「長生き支援終身」では、要介護2以上認定で保険金が支払われます。
「要介護2」とは、日常生活動作にも部分的な介護を要する状態で、具体的には、排泄や食事に何らかの介助を必要とするような状態のこと。
要介護2以上に認定される人はどのくらいいるかというと、公的介護保険で認定されている数は40〜65歳で97千人※(人口比では0.4%程度)です。
※平成23年度 厚生労働省調べ
40歳代、50歳代の方がそもそも「要介護2」以上に該当する確率は、実はそれほど高くない。

東京海上あんしん生命のコールセンターの方に、「何歳くらいで加入される人が多いのでしょうか?」と聞いてみたところ、
「保険の考え方はみなさんそれぞれですので、20歳代で加入される方もおられます」
との返答でした。

万一、要介護と認定された場合、保険金はすぐに受け取れますか?と聞くと、
「要介護認定は公的機関によるものなので、どれくらい時間がかかるかはなんともいえません。要介護認定されてから書類の提出をいただき、不備がなければ5営業日でお支払いします」
とのこと。
要介護認定ってなかなかおりない、なんて噂も時々耳にするしなぁ・・
介護保障を付けると、30歳加入で約112万円の保険料アップ(60歳払済)。しかも返戻率は大きく下がってしまう。
解約返戻率を犠牲にしてまで、介護保障をとるかどうかはよく考えてみる必要がありそうです。

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