老後破産ってどういう状態のこと?

最近耳にする老後破産とは一体何?

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近年ひそかに増加している問題があります。
みなさんはご存知でしょうか。老後破産という、聞くもおぞましい問題を。
現代の日本が少子高齢化社会と呼ばれる状況は誰もが知っていることだと思います。
その中で、将来的な持続性のことも考慮し年金の給付額を引き下げるしかないのも事実。
さらに、医療制度の改革が進んだことで医療や介護の負担というのもかなり大きくなってきています。

年金を頼りの綱にしてなんとか生活してきた人々がいま、深刻な状況を抱えているのです。

保険料滞納額でみる老後破産の兆候

厚労省の統計によると、65歳以上の人が支払う介護保険料の滞納が目立ってきているといいます。
つまり、生活が苦しくて保険料を納めることすらできない65歳以上の人が増えてきているということですよね。
2012年度、保険料の滞納額は272億円にまで膨れ上がり前年度よりも約30%増加したと言われています。
この金額を、あなたはどう見ますか?

老後破産と子どもの将来の関係性

今の40代~50代は特にバブル世代と言われ、消費に対して寛容な部分があります。
また、子どもの教育ローンや進学資金、住宅ローンなど多くのものを背負っているのも事実ですよね。
その中で、老後のことも考えて貯金をしっかり、というのもなかなか難しい話です。
かなりの所得がある人でないと、十分な資金はたまらないのではないでしょうか。

また、今社会的な問題になっている「子どもの引きこもり」もこの問題に大きくかかわってくるようです。
いまは30代になっても、40代になっても働かずに部屋に引きこもって生活をする人が増えています。
学校を卒業したあとも親との同居を続け、食事や寝床などの基本的な生活条件を親に依存している未婚者のことをパラサイトシングルと呼びますが、そういう人の多くは実家に小額であってもお金を入れているケースが多いかと思います。

しかし引きこもりになってしまった場合はお金を稼ぐこともできませんから、お金を入れるということは勿論できません。それどころか、食費や光熱費がかさむだけ…。お金は減っていく一方なのです。
そういう子どもを養う中で、年金だけでは生活できない状況に陥ってしまうんですね。

塾に行かせたり、いい大学に入学させたりしたのに・・・ということもないわけではありません。
残されたのは奨学金や教育ローンなど負債だけ。
子どもは働きたがらなかったり、うつ病を患ったりして収入源が見当たらないなんてことも、いまの世の中では十分あり得ることなのです。

老後はお金と命が天秤に乗っているようなもの

さらに年をとると、当然医療費もかさみますよね。重病を患うことも十分考えられます。
保険に加入していれば保障が受けられますが、そうでない人は当然その金額を自分で払っていかなければなりません。
老後のために、と貯金しておいたものが医療費へと消えていくことだって十分考えられるのです。

誰だって、お金のために大事な人の命を削り取るようなマネはしません。
ですが、先進医療や高度な医療には当然お金もかかります。
闘病生活が長引けば、ベッド代や薬代もバカになりません。
そうしているうちに、振り向けば貯金が底を突いているなんてことも十分にあり得るのです。

老後資産はだいじょうぶ?

いまはかなり低金利の時代が続いていますよね。
貯金をしようと定期預金に預けても、大した還元はありません。
仮に2000万円貯金したところで、月に20万円を切り崩していくとしても何年で底を突くでしょうか。
年間240万円ですから、約12年しか持たないことになります。

今の日本の平均寿命は、2013年の統計で男性が80.12歳。女性が86.61歳。
65歳で定年を迎えて、そこから12年は貯金を切り崩しながら何とか生活していけます。
しかし、大きな病気を患ったり、住宅ローンの返済が残っているとかなり不安な額に思えませんか?