【実際に起こった怖いケース】老後破産の現実を知る

医療費とパラサイトシングル問題

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老後破産は、非正規雇用か正規雇用かにかかわらず誰にも起こりうることなのです。
現代ビジネスでは、このような実例を紹介しています。


“71歳のAさんは食品メーカーに38年間勤め、60歳で定年を迎えました。
老後は苦労を掛けてきた奥様と悠々自適な生活をしようと、心に決めていたといいます。
当時、退職金も合わせると貯金は3200万円ほど。
老後資金に必要な額は3000万円と言われていますから、十分な額のように思えます。

愛する奥様と幸せな老後を思い描いていた矢先、奥様が進行した乳がんを患っていることが発覚。
愛する奥様を救うために、出来る治療は惜しみなく行いました。
病院も色んなところを転々とし、最新の放射線治療や漢方などあらゆる治療法を試したのです。

しかしそんな闘病生活の末、奥様は亡くなりAさんは後に残されてしまったのです。
しかも、Aさんは医療保険やがん保険に加入していなかったため、治療費は自己負担。
ほとんどの貯金が奥様の治療にあてられたため、残ったお金はわずかでした。

この先は年金を頼りに生活するしかない、そう考えたAさんに新たな課題がのしかかります。
それは、息子の存在。40代になる息子は、うつ病を患い会社を辞めてから部屋を出てこなくなりました。
収入はAさんの年金、およそ14万円のみ。それで二人が生活していかなければならないのです。”
(現代ビジネス 2014年10月号/賢者の知恵)


貯金がなく、体調が悪いときにも病院には決して行かないというAさん。
いま病院へ行ったら何か悪い病気が見つかるからだといいます。
そんな厳しい現実が、今の高齢者を襲っているのです。

がんなどの大きな病気には大きな治療費が伴うことも珍しくありません。
数百万円という金額が平気で飛んで行ってしまう人も少なからずいるのです。
そうなったときに貯金を切り崩してAさんのようになってしまわないように、医療保険で備えておくこともひとつの方法です。

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また、Aさん夫婦にとって子どもの退職も想定外の出来事だったのではないでしょうか。
子どもは働き始めると親元を離れ、自立して生活するのが一般的です。
しかし、Aさんの息子はうつ病を患い会社を辞めたあとは部屋に引きこもりきりになってしまったんですね。
いまはこういうことも少なくありません。社会に出た後も親に経済的依存をするパラサイトシングルの増加に伴い、親が十分に貯金できなかったり毎月の貯金額が減少したりする傾向があるようです。

退職金で長年の夢をかなえた結果・・・

上記は治療費と息子の生活費が重荷になったケースですが、他にもこんなケースがあります。
IRORIOでは、次のようなケースを紹介していました。


“大手鉄鋼会社で40年間勤務していたSさん。
来る日も来る日も懸命に働き、とうとう退職を迎えました。
退職金を得て、老後の資金も一安心です。しかし、Sさんには退職後の夢がありました。
「老後は音楽を聴きながらコーヒーを楽しめる喫茶店を経営しながらのんびり暮らしたい。」
そんな夢に賛同してくれたのが妹夫婦でした。
さっそく物件を探し、好みの物件を見つけて一戸建ての家を購入。

その際は賛同してくれた妹夫婦と共同でその家を購入しました。
Sさんは退職金からおよそ半分を出し、夢であった喫茶店を開業したのです。
ここから、夢の老後生活が始まると誰もが疑いませんでした。

しかし、場所が悪いのか価格が悪いのか思うように集客できず、一日に店を訪れる客は数人。
あっという間に経営難に苦しむことになってしまいました。ほとんどボランティアのようなものだと、Sさんは話します。

その日の営業時間は約5時間。来てくれたお客はたったの6人ですから、当然売上は5000円もありませんでした。
売上なんかアテに出来ず退職金は店の維持費のために仕方なく使っているというSさん。
退職金を開業資金につぎ込んだ為に、老後資金のゆとりがなくなってしまいました。
(IRORIO 2014年11月/退職金が底をつく老後破産が急増中…注意すべき「谷間の5年間」とは?)


このケースのように、投資に失敗して貯金を失うケースもあります。このようなケースでは、経営の見通しをきちんと立てること、老後のための十分な蓄えを別にした余剰資金で投資を行うことで防ぐことができたかもしれませんよね。

老後も続く住宅ローンで借金だけが残ることも・・・

また、身近な制度でもある住宅ローンが足を引っ張るケースもあるようです。
週刊文春ではこのような実例が挙げられています。


“Bさんはある建売物件を購入しました。家族のことも考え、2階建ての広めの家です。
住宅ローンで3900万円を借り入れ、35年ローンを組みました。
返済は毎月12万円、そして年2回のボーナス時には30万円に増額して返済していました。
奥様も働いており、月収40万円を稼いでいたので繰り上げ返済もしていたようです。

家計としてはかなりゆとりのある生活が出来ていたのだろうということは想像に難くないですよね。

しかし、定年を迎えた後その状況が一変。退職金は大幅ダウンし1000万円に届きませんでした。
さらに奥様が大きな病気にかかり、再雇用の条件も悪化。収入が激減したためにせっかく購入した自宅は売却することとなってしまいました。

そして最終的には、600万円の住宅ローンだけが残ってしまったのです。”
(週刊文春 2014年10月30日 秋の特大号/「老後破産」はこう防げ!)


このように、住宅ローンが重荷になるケースが近年増えてきているようです。
住宅ローンによる借入で家を購入しようと考えている方は、一度検討し直してみることも必要かもしれませんね。