「がんもどき」は「がん保険」の対象になるの?

Q

先日、流通ジャーナリストの金子哲雄さんが亡くなりました。
なんか憎めない感じでファンだったので、とてもびっくりだし残念です。

金子さんの病気、テレビではガンモドキ、とか言われていましたが、いったいなんなのか、自分で調べてみてもよくわかりません。
がんに似てるけど、ちょっと違うとか。でも、それはがんじゃないってことですよね。
もし、がん保険に加入していれば、金子さんのご遺族は、がんじゃなくてもそれなりの保険金をもらえるのですか?

金子さんはまだ41歳の若さだったとのことで、私も本当に他人事ではないと思っています。
私の加入しているがん保険はアリコなのですが、心配になってきました。
(TOYBOXER0809さん 37歳)


~管理人の回答~

管理人です。金子さん、不思議なキャラの方でしたよね。私も残念です。

金子さんが亡くなった原因は、肺カルチノイドという病気だったようです。

悪性新生物(がん腫)=carcinoma
カルチノイド=carcinoid

noid=もどき的な意味ですから、実際にがんもどきと医療現場などでも呼ばれることもあるようです。
カルチノイドはがんと同様、浸潤や転移の可能がある組織細胞、つまり腫瘍です。
ややこしいのは、カルチノイドの場合、発生したところにとどまり、そのまま一生を過ごすケースもあるということ。
肺カルチノイドは、厚生労働省の人口動態統計調査の死因分類表では、「その他の新生物」に分類されます。
でも実態としては「悪性新生物」にとても近い。
金子さんの肺カルチノイドは、2011年6月の発見時には手術が難しいほど増殖していたそうです。

ご加入のがん保険が、悪性新生物をどの程度までカバーするものなのかは、加入された時期などにもよりますので、簡単にはお答えすることは控えます。
でもご自分で調べるときのヒントとしては、

1)保険証券の約款をよく確認する。
2)WHO(世界保健機関)が定めて厚生労働省も使っている「ICD-10コード」で
 気になる病名を検索する。(肺カルチノイドなら「C34.9」というコード)
3)このIDCコードは保険会社が保障範囲を決めるときも使われていることが多いので、
 調べたコードが含まれていたら保険の対象とわかる。

という段取りになります。

ただし、基本的にがん保険は、
「がん(悪性新生物)と診断確定をされたとき」初めて保険金が支払われます。
上皮内新生物、良性の腫瘍、大半の皮膚がんなどは、支払いの対象外となっている商品も多いようですし、一言で「がん保険」といっても、様々なタイプがあります。
初めてがんと診断された場合の一時金や、入院給付金の有無など、しっかり確認されたほうがいいです。

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