国家的な大規模被害が出ても地震保険はちゃんと払われる?

Q

はじめまして、生保の話とは少し違うので迷いましたが、
先日、ペット保険の話もどなたかがしておられたので、
気になっていることを質問させてください。

私は夫と、その両親と一緒に木造の一軒家で暮らしています。
家の建物は、そろそろ築40年くらいで、かなりあちこち手を入れて生活していて、
いわゆる住宅地の中にあります。わりと都心です。

火災保険には加入しているのですが、地震保険は加入していません。
311以降、義理の両親(家はまだ義理の父名義です)に何度か、
地震保険の加入を打診しましたが、そんなモノに加入してもムダだ、そのときはそのとき、
生きてる間には首都直下地震なんて来ないから、とまったくとりあってくれません。
あげく、自分が死んだら好きなようにしてくれていいから、と。

夫は、そんな大地震なら国の機能だって心配な状態だろう、
そんなときに、保険会社なんてアテにならないだろ、と言ってまじめに考えてくれようとしません。

国家的な大規模被害が出ても地震保険はちゃんと払われるんですよね?
ムダなんかじゃありませんよね?

私が考え過ぎなのでしょうか…。
だんだん、東北から北関東と、最近は地震の発生場所が南下してるような。
そろそろ子どもを、と考えていて、心配です。
(劉備玄子さん 31歳)


~管理人の回答~

劉備玄子さん、こんにちは。さ、三国志ファンなのですか? 
なんかすごい強そうなお名前ですね(^^;)。

地震保険、このところ話題になること多いですよね。
損害保険の一種ですから、確かにウチのサイトでは触れてきてません。
でも、友人のご実家が東日本大震災で全壊してしまったりしてまったくの他人事じゃありません。
日本に住んでる人なら、みんな気になっても全然不思議じゃありません。

火災保険だけでは、地震による火災は補償されません。
地震・噴火・津波を直接または間接原因にする被害も同様。
「地震火災費用保険金」として火災保険金額の5%が支払われるだけです。
まず、この点をご家族の方々が誤解されている可能性はありませんか?

地震保険は単独では加入できず、必ず火災保険とセットの契約。
契約の建物・家財ごとに主契約=火災保険にプラスする形です。
補償は火災保険の保険金額の30~50%の割合で設定できますが、
上限は建物は5000万円、家財は1000万円まで。

保険料は、建物の場所や構造、耐火基準によって決まります。
それらの条件によって、基本の保険料から割引率が算出されます。
また、自動車や貴金属、書画、骨董など1個または1組が30万円以上のものは対象外。
自動車保険の「地震・噴火・津波車両全損時一時金特約」が誕生したのはこのためです。

地震保険に加入しても、半分までしか補償はされないということですね。
これを安心と考えるか、お義父さまのようにムダと考えるかは人それぞれですが…。
会社によっては「地震火災特約」などで、地震による火災についても、
最大で火災保険金額の100%を補償する商品もあるようですね。

あと「地震補償保険」という、地震保険の枠組外の保険商品もあるようですが、
昭和56年5月以前の建物に関しては原則契約できないようで、
劉備玄子さんのお住まいについては関係ないかと。

ちなみに、国家的な大混乱になったら…?
地震保険は、法律に基づき、政府と損保会社が共同で運営している保険で、
公共性が高く、どこの保険会社で加入しても商品性、保険料とも同じです。

地震保険料から経費を除いた額を損保会社が積み立てるのが義務で、政府がそれを再保険で補償して、
1回の地震につき6兆2000億円まで保険金の支払いが保証されてます。

つまり、たとえ政府機能が一時的に麻痺する事態になっても、
やがてきちんと保険金が支払われる仕組みは確保されてるということ。

保険会社にとっては、つまり全然おいしくない商品です(¥¥)。

マグニチュード9クラスも想定されてる南海トラフ地震が発生したら、
最悪の場合、32万人以上が犠牲になるとも言われてます。
生命保険の話ですが、支払額が最大で約4兆円という推計もあります。
ちなみにあの東日本大震災のケースでさえ、保険金支払(見込み)は約1640億円。
もしも首都直下型地震が来たらどうなっちゃうんでしょうか…。

地震保険も、準備しておくに越したことはないと、私も思います!